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『アイドルマスター シンデレラガールズ』第20話感想(8/31追記)

アイマス アニメ

今回で一気に物語が動き始めました。プロデューサー主導の「CINDERELLA PROJECT」に対するものとして、美城常務主導の「Project Krone」が発表されました。

 

 

お姫様にはガラスの靴を、もしくは王冠を

さて、まずはKroneという言葉の意味を調べてみますと、

クローネは、ドイツ語・デンマーク語・ノルウェー語で「王冠」を意味する。英語のクラウン (crown)、ラテン語のコロナ (corona) にあたる。

クローネ - Wikipedia

と書かれています。CPとは名前からして正反対の印象。「お城のようなきらびやかさ」を持ったメンバーが選抜され、これからの346プロダクションのイメージ戦略の中核を担うプロジェクトだとされたこの計画。メンバーには先週からアニメに登場していた速水奏、塩見周子、宮本フレデリカに加え、鷺沢文香、大槻唯、橘ありす、北条加蓮神谷奈緒、そして渋谷凛、アナスタシアが選ばれています。

 

 

美城常務がしぶりんとアーニャを引き抜くことを通達した際、反論するプロデューサーに「アイドルの自主性を大切にするのが君のやり方では?」とプロデューサー自身の言葉を使って切り返していたのが印象的でした。嫌な奴だとは思いますが、美城常務は魅力的な人物であるということには誰もが頷けると思います。嫌らしいんだけど。

 

 

今までCPが346のアイドルを巻き込みまくってきたことに対するカウンターを喰らった気分です。確かにこうならなければフェアではないですよね。

 

 

8/31追記)第21話次回予告で「王冠は授かるものなのでしょうか」という言葉がありましたね。Project Kroneは美城常務がお城に連れてきた女の子に王冠(完璧な舞台、完璧な人材)を1から10まで与えることにより女の子をお姫様にするプロデュースであることに対し、CINDERELLA PROJECTではプロデューサーが女の子に与えるのは1足のガラスの靴だけのプロデュースだと言えます。

 

 

新しい世界に踏み出すということ

PKに引き抜かれ、ソロ活動を始める決心をしたことでやっとアーニャの「自分」を見ることが出来そうだと感じて期待しています。今までは「ラブライカの新田美波じゃない方」程度の存在しか示せていませんでしたが、「新しいことを始めてみたい」という彼女の希望が聞けたことは大きな一歩だったと思います。

これから先、彼女はどんなアナスタシアを見せてくれるのでしょうか。

 

トライアドプリムスとしての活動も行うことになったしぶりん。加蓮の言う「新しい何か」を見つけることは果たしてできるのか。

 

 

今回、CPから引き抜かれるアイドルが出たことで、「前へと進む」ということがポジティブなことにもかかわらず不安げに描かれていました。でも、本当は前に進むということは「何が待ち受けているのか分からない闇に進む」ということでもあるのではないでしょうか。そういった本質を衝きつつ、CPにとっては大きな変化となった回でした。未央もソロ活動を開始することになったわけですが、その理由等々は次回以降のお話で語られることになるはず。

卯月がなにも答えを出せないまま二人が先に進み、一人で手をこまねいているのが見ていてつらい……ただ、他の方も仰っている通り、「がんばります」以外の返事が出来たのは大きいかなと。

 

 

そのほか

  • 不安な回でしたが、プロデューサーがいることにより一種の安定感が生まれていたような感じがします。「進みたいかどうかです。それが、どんな道であっても」「あの時の笑顔の、もう一歩先を、見つけられると思うのでしたら」など、彼の、シンデレラプロジェクトではなく、アイドル一人一人の背中を支えていたいという真摯な姿勢が伝わってくる言葉に感動しました。
  • 原紗友里の演技が凄い。しぶりんにトラプリのことを打ち明けられた時の「そんな簡単なことじゃないじゃん……!」というセリフ。焦り、怒りを感じさせる被せ方、あのシーンのどこをとってもめちゃくちゃいい演技をしていたと思います。
  • 未央の地雷踏み抜いたか! と一瞬身構えましたが、ラストの未央を見る限りではまだ大丈夫そう。それより島村さんがマズい状況か。
  • のまけ。プロデューサーは美城常務が憎いということは全くない、と言い切りました。常務も部下の仕事に対して妬むということがない人間であると思いますし、アニマスのような“黒さ”がない状態でお話が進んでいくのはある意味で爽快な感じもします。PKの女の子たちのシンデレラストーリー(ではないのか)も今回から始まったわけですが、いませんもんね、悪役。これから出てくるのかな……。
  • 8/31追記)トライアドプリムスはTriad Prims綴りのようです。訳すと「おすまし三人組」。センス良いなあ……。新曲のTrancing Pulseとイニシャルが一致しますね。

 

さいごに、Pixivに投稿されたSSをひとつ紹介しようと思います。

 

www.pixiv.net

 

2014年夏に発行された合同誌に掲載されたSSですが、設定が20話のラストと非常に近いものになっています。20話の先の、ひとつの世界線を覗くつもりで読んでみてはいかがでしょうか。

 

人が成長をするということは喜ばしいことですが、それを見守る人にはどこか一抹の寂しさを感じさせることでもあります。