前回の記事で荷物の配送実況(?)をしていましたが、今回は予告どおり商品のレビューみたいなことをしていきたいと思います。
スペック
CPU | Intel Core i5 8250U |
RAM | 8GB DDR4 (増設不可) |
GPU | NVIDIA GeForce MX 150 |
SSD | PCIe 256GB |
OS | Windows 10 China Home |
画面 | 13.3インチ FullHD IPS液晶 グレアタイプ |
キーボード | USタイプ (バックライト付) |
無線 | 802.11 ac/b/g/n, Bluetooth 4.1 |
購入時、送料込みで94000円程度でした。
とりあえず開けてみる
箱の外観
輸送のダンボール(全面粘着テープでぐるぐる巻きにされている)がとんでもなく開けづらいのですが、力技で破壊して内箱を出すとこんな感じになります。よく見るつや消し加工の紙箱ですが、高級感があります。元も子もない言い方をすれば、バチバチにMacbookを意識してそうな雰囲気が出てますよね。まあこれは箱だけではないんですけど……
ひっくり返すと2箇所が粘着テープでとめられており、剥がすと「VOID」の文字が糊残りするタイプのものでした。
箱裏面
開けるとすぐ本体とご対面。
全く装飾のない、ただの鉄板のような見た目ですが、ストイックさがイイですね。
PC本体を箱から出すと簡単なスタートマニュアルが入った封筒が出てきます。Xiaomiのロゴがエンボス加工されててかっこいい。ちなみにスタートマニュアルは中国語版なので1mmも読めません。
そしてその封筒の更に下に、ACアダプターとケーブルが入っています。ちなみにこのPCはUSB Type-C給電なので、ケーブルもUSB Type-Cのものです。
外観
本体の見た目
本体を包んでいる透明フィルムを剥がしてみると、シルバーのマット仕上げの筐体が出てきます。個人的には、国産メーカーにありがちなクソでかいシンボルマークの入ったツヤッツヤのダサいデザインのPCがあまり好きではないので、この仕上げには好感が持てます。
裏面には、各種ロゴの入ったステッカーが貼付されていますが、そちらは簡単にはがせるようになっています。親切ですね。
蓋を開けてみると、片手でもちゃんと蓋だけがスムーズに持ち上がり、本体まで持ち上がってしまうようなことがないように計算されていることがわかります。当然っちゃ当然ですけど、こうやって開けられるのはストレスフリーでメチャクチャいいですね。
重さは1.3kgほどで、Macbook Airより多少重い程度でしょうか。少なくとも、重いと思うことはないはずです。モバイルノートとしては十分でしょう。
キーボードに関して
キーボードはUSキーボードです。バックライトが標準装備されているため、暗所でのタイピングも苦になりません。キーストロークは多少ペチャペチャとした感じで、これは好み次第になるでしょうが、僕は打ちにくさは感じませんでした。日本語配列ではなくUS配列ですが、これも慣れてしまえば問題にはならないはずです。
トラックパッドと指紋センサー
トラックパッドは大きめ。4点タップなどもちゃんと反応してくれます。中華PCにありがちなガバガバ判定、というのはありませんでした。しかし、クリックした際のパカパカ感は否み切れず、ここは安っぽいかも。
トラックパッドの右上に写っている横長の長方形の部分が指紋認証センサーで、Windowsのログインなどで使うことができます。今世代になって初めて搭載された新機能です。便利。
液晶
画面は13.3型IPSグレア液晶。FullHDということで非常に綺麗に見えます。バックライトの明るさも十分にあり、映り込みもそれほど気になりません。デフォルトの画面表示倍率が150%になっているので、それを修正すれば使い勝手は良好でしょう。
使用感
起動速度
電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでおよそ10秒。
爆速です。
スピーカー
スピーカーは本体の裏にあります。ノートPCのスピーカーなのでそこまで期待はしていなかったのですが、さすがAKG監修といった感じで、高音質/大音量。かなりはっきり聞こえる音が出ています。申し分なし。
排気音
画面と本体のヒンジ部に排気口があり、そこから温風が吹き出してきますが、通常使用の範囲内だとそれほど音量は気になりませんでした。さすがにWindows Updateを全力でぶん回しながらネットサーフィンをしているときは少しうるさくなります。
画面の汚れ
これはグレア液晶の宿命ですが、画面に指紋がつくとかなり目立ちます。気になる方はケアできる用具を一緒に持ち歩くべきでしょうね。
外部端子の数
USB端子が左右に1つずつと、給電端子を兼ねたUSB Type-C端子が1つだけなので、様々な機器を接続したいという方はハブも買ったほうがいいでしょう。
その他には、HDMI端子と、3.5mmイヤホンジャック1つずつで、必要最低限の端子は用意されています。
OSの日本語化
プリインストールされているのはWindows 10 China Editionで、このままでは日本語表示に切り替えることができません。他のWindows 10PCで作成したインストールメディアを使用してOSをクリーンインストールする必要があります。
他の方が解説記事をアップロードしてくれているので、ここでは詳しい手順の解説は省略します。
garumax.com
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総評
ここまでレビューしてきましたが、OSを日本語版に入れ替えられる手間だけ払えればかなりコスパのいい機種だと思います。
デザインも性能も申し分なく、動画編集やネットゲームなどの作業を除けばなんでもそつなくこなせる万能ラップトップと言えるのではないでしょうか。
おすすめです。