6月初旬。
車オタクやバイク好きの間では知らない人はいないほどの超有名スポットのひとつ、群馬県と長野県の県境にある「毛無峠」に原付で行くぞ! というお誘いを受けました。

毛無峠には長らく興味はあったものの、なんだか訪れる機会がなく未踏の場所だったため、この機会に行くのも楽しそうだなと思い即決。フットワークの軽さには自信があります。
今回の同行者は以前のこちらの記事でもお付き合いいただいた2人。ただし前回DUKEでの参加だったたいしくんはなんとお母さんからクロスカブを強奪したうえでの参加という原付への情熱のかけっぷり。いやはや。
僕がCG125、そしてクロスカブ(たいしくん)とハンターカブ(去勢さん)の3台パーティという、さながらスーパーカブオフ会のようなメンツでツーリングを決行しました。
1日目 2026年7月4日(土)
7:00 東京都八王子市 ファミリーマート八王子北大通り店
クロスカブは名古屋から、ハンターカブと僕は東京からの参加になるので、ひとまず長野方面に向けてスタートします。
今回ももちろん原付ツーリングなので、自動車専用道路・高速道路は一切使用できません。というわけで国道20号線・甲州街道をひたすら長野方面に進みます。
山梨市~甲府市エリアは相変わらず走るのがしんどくなる車の多さですが、それ以外はいたって快調。
3時間ほどで山梨県北杜市の道の駅はくしゅうに到着。ここ、この前も来たな…
ウイスキーやいろはすにも使われる白州の冷たい地下水が使い放題なので、飲んだり手を浸したりしてクールダウン。
先を急ぐのですぐ出発し、集合地点である諏訪湖まで残り1時間ほどを走ります。
11:00 長野県岡谷市 諏訪湖畔
ツーリングの本編はここからスタート。岡谷温泉の足湯に集合です。
僕らが到着してからほどなくしてクロスカブも到着。

とりあえずお腹も空いてきたので、集合直後ですが腹を満たしにいくことにしました。
12:00 テンホウ 岡谷長地店
長野のローカルチェーンラーメン店のテンホウに立ち寄って、山賊焼きラーメンを注文。山賊焼きというのは大判の鶏の一枚肉を揚げた唐揚げで、長野の名物料理です。
普通は定食のおかずで出てくるものですが、ラーメンに乗せると大鶏排っぽいですね。ボリュームたっぷりで大満足。

昼食後は新和田トンネルを通って国道142号線で北上していきます。
日曜は天気が悪化する予報だったので、今日中に毛無峠・草津エリアを周遊してくるのが目標となり割と急ぎ気味。
高山村の中心部あたりまでは普通に街の中を走れるのですが、そこからいきなり山の中に突入してワインディングが20kmほど続きます。たまーに勢いよく対向車も飛び出してくるので注意。意外と路面状況は悪くなく、原付でヒラヒラと登っていくのが楽しい道でした。
15:00 長野県上高井郡高山村/群馬県吾妻郡嬬恋村 毛無峠
途中停車は給油だけ、ハイペースで移動して2時間で毛無峠に到着です。標高1800m、かなり涼しい。
まずは定番のカットで。

写真だけ見るとかなりの秘境感がありますが、実際はバイクや車で遊びに来ている人でかなり賑わっています。
この看板の向こうには小串鉱山という硫黄の鉱山跡があるらしい。その鉱山に関係する遺構もいくつか近辺に残されているので、少し周囲を散歩してみます。

カッケェ…
同行者とも話していましたが、ポストアポカリプスみのある風景というか、デス・ストランディングの世界観っぽいんですよね。廃索道跡なんてずばりそれっぽい。
しばし散策の後、峠を降りて草津方面に向かいます。登ってきた道を北向きに降りていくと、r466号との交差点に戻ります。そこから東進して、硫黄の香りを嗅ぎながら万座スキー場を通過。R292志賀草津道路に出たら志賀高原方面に北上します。
16:40 群馬県吾妻郡中之条町 日本国道最高地点碑
ここで日本国道最高地点に到着。標高2,172mということで、日本の国道の中では一番高い地点らしいです。ちなみに国道以外の車道のなかで一番高いのは富士スバルライン五合目(約2,400m)らしい。

観光客で混みあっており、各グループが空気を読みあいながら入れ代わり立ち代わりで写真を撮影していました。
生憎天気はガスまみれで何も見えなかったので、またチャレンジしたいですね。
毎年冬はこの先の志賀高原に滑りに来ているので、ここまでバイクで来れるのが不思議な感じがします。
さて、ここからは本日の宿に向けて走る予定でしたが、ここまで来たら一回草津温泉でも見に行くか、という話になり寄り道することにしました。
17:40 吾妻郡草津町 草津温泉 湯畑

最高地点から30分ほどで到着。指先だけ温泉に浸しました。
湯畑の周りは大量の観光客+激セマ一方通行路でカオスな状況になっているので、バイクで来るのが正解ですね。

義務的な記念写真を撮って離脱します。
18:40 吾妻郡嬬恋村 愛妻の丘

宿に向けて走っている途中に観光スポットがあったのでこちらにも立ち寄り。
見渡す限り辺り一面がキャベツ畑で、ちょうど出荷時期を迎えた嬬恋キャベツが青々と育っていました。

20:20 長野県上田市 鹿教湯温泉 鹿鳴荘
途中のスーパーで買い出しもしながらようやく本日のお宿に到着。上田市から少し離れたところにある山間の温泉街、鹿教湯温泉に宿泊します。

到着して初めて気が付いたけどこのお宿温泉むすめとタイアップしてるんですね。

人懐っこい看板犬(ビションフリーゼ×2)がお出迎え。ヨシムラサイクロンを装備したハンターカブが死ぬほど吠えられていて面白かったです。

温泉で汗を流した後は、先ほど立ち寄ったスーパーで買いこんだ惣菜で酒盛り。今日一日の疲れも吹っ飛びます。
2日目 2026年7月5日(日)
9:30 長野県上田市 鹿教湯温泉 鹿鳴荘

予報では日曜は天気が悪化する見込み。今日はお互い無理せず帰るだけにしようと同行者と打ち合わせていましたが、なんだかピーカンの晴れになってしまったので急いで行程を考えます。
どうやらここから北に1時間弱走ったところにある聖博物館というところが面白いとのことで、そちらに向かうことにしました。
10:20 東筑摩郡麻績村 麻績村立聖博物館

麻績村の別荘地、聖高原にある村立博物館にやってきました。この博物館、広い屋外展示スペースが設けられているのですが、そちらには自衛隊を退役した戦闘機や戦艦陸奥の砲身などが展示されており、すこし様子がおかしいです。

こちらは戦艦陸奥の41cm砲。

"最後の有人戦闘機"と呼ばれたF-104Jもいます。エースコンバット7でスクラップクイーンが飛ばしてたやつ。色褪せないカッコよさがありますね。
ちょうどD51を整備している方がいらっしゃったのでお話を伺ったところ、展示品の整備・補修を担当するボランティア組織があるとのこと。D51は一部実働可(汽笛、ブレーキ等)らしく、有志でそこまでやってしまうことにびっくり。
室内展示スペースにも鉄道や航空に関する資料が展示されており、ボリュームのある面白い博物館でした。
さて、この先も長いためそろそろ東京方面に戻ることにします。
11:30 安曇野市 篠ノ井線廃線跡
1日目に集合した場所で解散しようということになり、まずは諏訪湖を目指すことにしたのですが、途中経路の国道403号線沿いに篠ノ井線の廃線跡があることに気が付きました。
廃線・廃トンネルの跡があるだけではなく、一部区間は徒歩で散策可能な遊歩道として整備されているため、少しだけ覗いてみることに。

旧第二白坂トンネル。扉の隙間からは恐ろしく冷たい風が吹いてきます。

踏切跡。廃線になった時期を考えると機器類が新しすぎるようにも思えるので、もしかしたらこの遮断器は後から整備されたものかもしれません。

通電していないので押し放題。

1902年竣工の漆久保トンネル。明治に作られたレンガ積みが古風でカッコいい。
色々と面白い景色を見ることができました。
さて、そろそろお昼時なので、ご飯を食べることにします。
12:10 安曇野市 高野屋
やっぱり長野に来たら蕎麦食って帰りたいよね、という流れになり、明科の駅前に美味しそうな蕎麦屋さんを見つけたのでピットイン。
夏野菜のお蕎麦(1,400円)を注文。

絶対美味しい見た目のお蕎麦が出てきました。
てんぷらはサクサク、麺はコシが強く超おいしい。食後には蕎麦湯もいただけて大満足でした。
なかなか混みあっていましたがその理由も納得。帰路に就く前に腹ごしらえできました。
15:00 岡谷市 諏訪湖畔

さて、前日に集合した場所に戻ってきました。ここで名古屋から来たクロスカブのたいしくんとはお別れして、関東に向かって戻っていきます。

まとめ
走行タイム:1日目 10時間 2日目 8時間
走行距離 :1日目 372km 2日目 303km 合計:675km
ガソリン代:1,800円くらい
今回は梅雨明けを待たずしてのロングツーリングになりましたが、どうにかこうにか天気をごまかしつつ最後の方まで雨に降られなかったのがスーパーラッキーでした(帰りの山梨区間でちょっと霧雨に濡れたかな? くらい)。
1泊挟めばちょうどいいくらいの距離でしたね。渋峠にはまた、冬に。