MA3レビュー 04 星井美希

f:id:qskmz:20150703114105j:plain

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 04星井美希

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 04星井美希

 

Tr01 Nostalgia (M@STER VERSION)

Tr02 きゅんっ!ヴァンパイアガール (M@STER VERSION)

Tr03 Catch You Catch Me

Tr04 高鳴る

Tr05 99 Nights (M@STER VERSION)

Tr06 Nostalgia (M@STER VERSION) (オリジナル・カラオケ)

Tr07 ONLY MY NOTE (M@STER VERSION)

 

 

Tr01 Nostalgia (M@STER VERSION作詞・作編曲:AJURIKA

作詞・作編曲は「Next Life」「Never say never」「Naked Romance」などのNから始まる曲でおなじみの遠山明孝さん。いやはや驚きました。ONLY MY NOTEのメドレーで聴いたときからわくわくしていた曲ですが、本当に素晴らしい。マリオネットの心、Nation Blueをイメージさせるサウンドですが、歌詞は一味変わっていかにも「覚醒美希」といった感じ。先ほど「マリオネットの心と同じような」と言いましたが、よく聞いてみるとNext Lifeっぽくもありましたよね。これに関しては中川浩二さんが「Next Lifeっぽい曲が欲しかった」と言っていたからでしょうか、めちゃくちゃかっこいい音に仕上がっています。疾走感あふれる歌詞、メロディ。この曲こそライブで聴きたい。

 

Tr02 きゅんっ!ヴァンパイアガール (M@STER VERSION) 作詞作曲編曲:ササキトモコ

太鼓にも収録されている2の名曲。「生っすか」で好きだと言っていただけに、美希が歌うのはそうだよなあという感じです。こちらも安定している。長谷川明子さんの歌声は、かっこいい曲でもぷりぷりした曲でも耳に心地よくて、いつまでも聴いていられそうです。

 

Tr03 Catch you catch me 原曲歌唱:グミ 作詞作曲:広瀬香美カードキャプターさくら』OPテーマ

カードキャプターさくら』OPテーマソング。美希にこの曲を歌わせたか……! と最初は驚かされましたが、これもハマっています。「会いたいな、会えないな」という歌詞にしろ、弾むようなリズムにしろ、美希にピッタリ合っている曲だと思います。原曲版を聴いたことがない人にはぜひそちらも聴いていただきたい。

 

Tr04 高鳴る 作詞作曲・原曲歌唱:藤田麻衣子緋色の欠片 第二章』OPテーマ

ここで一気に泣きの曲に入ります。今までかっこいい曲、可愛い曲だっただけに一気にググッと引き込まれますね。「高鳴る鼓動で壊れそう つかまれた腕引き寄せられて 抑えられない伝わらないで」サビはほんとうに聴かせてきます。普通に歌っているだけなのに、まるでマイクの向こうで美希が嗚咽しているかのような切ない声。完璧にこの切り替えをし、歌いこなす長谷川さん、やはり凄い。痛い、苦しい、そういったものが全身で表現されているような曲です。

 

Tr05 99 Nights (M@STER VERSION作詞:BNSI(MC TC) 作曲:BNSI(Taku Inoue)

そして〆の99 Nights。ささやきかけるような声で歌います。分かれてしまった恋人を、ドライに、しかし切なく懐古するこの曲。すでに振り払った過去の出来事ですが、忘れることはできない。そんな相反することがよく表現されています。かっこよくもあり、そして可愛くもあり、悲しい曲でもある。その三つをみごとに表現していたこの盤の最後を締めくくるにふさわしい曲でした。

アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd Season PVについて。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」2nd SEASON PV - YouTube

 

シンデレラ二期のPVが公開されました。すでにご覧になった方も多いかも知れませんね。個人的な所感として、安部菜々さんの出番がまだまだあるということが分かって非常にうれしく感じております。

 

さて、内容の方に言及しますと、どうやらアニメ二期は大成功のうちに幕を閉じたアイドルフェスからひと月後、シンデレラプロジェクトの女の子たちが売れてきた段階から始まるようですね。PV前半部分は、非常に明るく前向きな展開。そして全員集合しての「ただいま、プロデューサー!」。このあたりまではアイマス、あるいはアニマスを強く意識していることを感じさせます。 

f:id:qskmz:20150708224228p:plain

 

そして後半。二期OPテーマ『Shine!!』が流れだし、様々なカットが流れていきます。ネットで真っ先に注目されていたのは、なつきちこと木村夏樹さんが登場していたことですかね。誰が声を当てるのか、多田李衣菜さんとの絡みがあるのか、気になるところです。あとウサミンかわいい。 

f:id:qskmz:20150708224523p:plain f:id:qskmz:20150708224824p:plain

 

そして映像最後の不穏なパート。一期最終話に少しだけ登場した謎の女性が346プロのロビーを歩いていきます。バックには秒針が進む音。やはり二期でも時計の演出がカギになってくるのか。

f:id:qskmz:20150708225125p:plain

 

自分がまず初めに気になったのは、前半パートでの未央の

「私たちも先輩かあ。少しずつ、前に進んでるってことだよね!」

というセリフですね。これは同期のCPメンバーに宛てられた言葉ではないはずですし、346に誰か新人アイドルが入ってくるということを示しています。そこで有力候補なのが神谷奈緒北条加蓮の二人。

f:id:qskmz:20150708223249p:plain

 

サマフェスの会場では客として登場しましたが、この後アイドルになるのでしょうか。

先述の未央のセリフに加え、美嘉の

「いずれあんたたちの、ライバルになるかもね?」

その直後、奈緒の

「ま、まあな!」

なども気になります。アニメのもともとの一連続のシーンを切り出したわけではなく、特につながりのないシーンから抜き出して構成したものと思われますが、恣意的な構成に感じます。トライアドプリムスは奈緒・加蓮・凛の三人ユニットですから、NGから凛が引き抜かれるのではないかとも考えられます。

 

もしかしたら、アイドル一人が二つのユニットに所属するということがあるのかもしれません。凛はTPに引き抜かれるも、NGとしての活動も継続。そういう展開になれば、TPがNGのライバルになり、人気競争の相手になってもおかしくはないはず。

 

そしてそこには、例の女性の影があるのです。先ほど貼ったスクショの中では、女性は346のロビーで今西部長に親しげにあいさつをされています。一期最終話を見た段階ではこの女性のことを765にとっての黒井社長のように思ってしまいましたが、それはどうも違うようで、ライバル社の人間などではなく346の内部の人間のようです。

 

もしかしたら彼女がTPのプロデューサーなのかもしれませんね。シンデレラ二期では事務所内部での火花が散る展開になるのかもしれません。

 

先日公開されたキービジュに加え、ますますアニメ二期に期待させてくるPVだと思います。

MA3レビュー 03 菊地真

f:id:qskmz:20150630224044j:plain

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 03菊地真

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 03菊地真

 

 

Tr01 絶険、あるいは逃げられぬ恋 (M@STER VERSION)
Tr02 It's Show (M@STER VERSION)
Tr03 アンバランスなKissをして
Tr04 変わらないもの
Tr05 キミ*チャンネル (M@STER VERSION)
Tr06 絶険、あるいは逃げられぬ恋 (M@STER VERSION) (オリジナル・カラオケ)
Tr07 ONLY MY NOTE (M@STER VERSION)


Tr01 絶険、あるいは逃げられぬ恋 (M@STER VERSION) 作詞:BNSI(Linda & Sgt.) 作曲:BNSI(LindaAI-CUE)

一曲目から最高な曲が来ました。ほんっとうに面白いしかっこいい曲です。吠えるブラスがめちゃくちゃいい。サウンドも派手で聴いていて楽しいし、歌い方も楽しく、セリフもあり。サービス精神旺盛な真らしい曲です。ミュージカルを連想させますよね。かっこいい路線で攻めてきたなとは思いましたが、ヘタをすると『エージェント夜を往く』よりも切れ味が出ていると思います。貶すところが一か所も見当たらないし、どこをとっても褒めるに値する曲だと思います。私は律子Pなのですが、これを聴くことができた真Pは本当に幸せ者だろうなあ、などと勝手に思っております。浅倉杏美さんが「眠れなかった」というのもうなずけます。


Tr02 It's Show (M@STER VERSION作詞:yura 作曲:藤末樹/草野よしひろ

前トラックからひき続いてこちらもブラスがいい味を出す曲。こちらも非常に楽しい曲です。前トラックはきりっと引き締まった表情に、時折口元に微笑を浮かべて歌う真を連想させますが、このトラックでは笑顔で歌っていそう。ラップもカッコいい。


Tr03 アンバランスなKissをして 原曲歌唱:高橋ひろ 作詞:山田ひろし 作曲:高橋ひろ TVアニメ『幽☆遊☆白書』EDテーマ

切ない恋を歌う曲。今まで「カッコいい真」だったのですが、このトラックで雰囲気が少し変わり、次の『変わらないもの』につながります。「眠れ……」のロングトーンがいい。


Tr04 変わらないもの 原曲歌唱:奥華子 作詞作曲:奥華子 映画『時をかける少女』挿入歌

バラード調の曲。昔の恋人に思いをはせ、会いたいと願う曲でしょうか。今までのかっこいい曲の流れからは考えられないほど乙女らしく、切なく歌い上げられています。かっこいい曲はバシッと決めて、こういった曲は女の子らしく歌うことができる。そういう点が真の魅力なのではないでしょうか。聴いていてすごく楽しいアルバムでしたし、観客を楽しませることもできるすごいアイドルだと思います。

MA3レビュー 02 我那覇響

f:id:qskmz:20150630224041j:plain

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 02我那覇響

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 02我那覇響

 

 

Tr01 Pon De Beach (M@STER VERSION)
Tr02 shiny smile (M@STER VERSION)
Tr03 かざぐるま
Tr04 Buzzstyle
Tr05 キミ*チャンネル (M@STER VERSION)
Tr06 Pon De Beach (M@STER VERSION) (オリジナル・カラオケ)
Tr07 ONLY MY NOTE (M@STER VERSION)


Tr01 Pon De Beach (M@STER VERSION) 作詞:BNSI(MC TC) 作編曲 :BNSI(Taku Inoue)

夏のビーチの情景が浮かんできそうな曲。「オーオーオー」のところはコールになりそう。ラップパートがあったり、いかにも南国、リゾートといった感じですね。花火の音をはじめとして、楽器音源もたくさんのものが使われています。耳を澄ますといろんな音が聞こえてきて、カラオケ版をじっくり聴いてサウンドを楽しむのもいいかも知れません。響の元気な性格にぴったりな、おもちゃ箱のような楽しい曲です。


Tr02 shiny smile (M@STER VERSION作詞:朝日祭 作曲:Yoshi(NBGI)

劇場版で春香と一緒にテレビ出演していた時に歌っていた思い出があります。「いつだってキラキラでいたい」太陽のように輝く響の笑顔が見えてきそう。


Tr03 かざぐるま 原曲歌唱:一青窈 作詞:一青窈 作曲:武部聡志

雰囲気は一転してバラード調の曲になりました。原曲は一青窈の曲。遠く離れた恋人のことを想う歌ですね。この曲も夏らしいメロディが特徴です。故郷を遠く離れ、東京でアイドル活動をやっている響が歌うと、説得力があります。


Tr04 Buzzstyle 原曲歌唱:矢井田瞳 作詞・作曲:Yaiko 編曲:Diamond Head

ドライブ中にかけたい曲だな、というのが第一印象。自分や周りの世界の不確かさを歌う歌詞ですが、不思議なことにあまり怯えや恐怖を感じさせないのが良いと思います。なるようになる、なるようになれ、些末なことへのこだわりを捨てて生きて行こう、そんなメッセージが込められている曲なのではないかなと思います。なんだろう、久しぶりにすっごくかっこいい響を見た気がする。このアルバムの中では一番聴き甲斐のある曲かも知れませんね。