『アイドルマスター シンデレラガールズ』第15話感想

前回のラストで衝撃的な発言をした美城常務。現行のプロジェクトすべてを白紙に戻し、今回では彼女の独断でアイドル事業を再編成すると明らかにしました。

 

 

前回の放映が終了した後、ネットでは「原作ユニットが日の目を!?」などという声が多数上がっていましたが、僕は少し性急かなと思わざるを得ませんでした。もちろん李衣菜はなつきちと組ませるべきだし、そのほかにも(397Cherryとか)推したいアレはあったりするんですけれども、それ以前に美城常務が何を考えて何を根拠にそのような発言・行動をしているのかがさっぱりわからなかったというのが主な理由です。

 

僕にはあのおばさんがあまり悪い人には見えないんですよね。いや嫌な人ではあるかもしれないですけど。彼女には彼女なりの考え、ポリシーがあって論理的思考に基づいてああいった行動に出たと信じているのですが、いかんせん今のところそれを証明する材料が皆無なのです。15話でも楓が選ばれましたが、その基準もいまいちわかりません。ただ何となく。あれだけの権力を持っている人なのだから、剛腕を持ち合わせているはずだと。

 

どうせ縁故就職組だろ

 

 

 

さてさて、常務については置いておくとして、今回の内容について触れて行きたいと思います。

 

 

今回、マジ泣きしてました。

 

 

ほんとうに良かったと思います。まさか2期2話目でここまで泣ける話を持ってくるとは思いませんでした。

 

今回、CPは解散させられ、例の部屋からも追い出され、半地下のような「資料室」に閉じ込められるような形となったメンバー。

 

そこは埃臭く、薄暗く……彼女たちはそう、まさに「灰かぶりの姫」という状態になっていました。

 

今まで各ユニットのデビュー、サマフェスの成功と快調に走っていたCPメンバーですが、ここで思わぬ壁にぶつかることになります。

 

あるものは憤り、あるものは途方に暮れ。ただ、彼女たち全員がいちど立ち止まり、今までのことを振り返る機会になったのではないでしょうか。「企画書を書く」というのも、以前の出来事を思い出させますよね。(ただ、島村さんに関しては不安な面もあったり)

 

 

 

ただ、前だけを向いて走るだけじゃダメなんです。

自分の歩いてきた道を、振り返ってこそ自分がやってきたことに自信を持てる。

 

 

そう、はっきりと教えてくれたのが後半パートでした。

 

美城常務のオファーを断り、ソ○マップでのライブに参加することにした高垣楓は、NG、もしくはCPのメンバーにみずからの行動をもって教えたのです。

 

今まで、CPのメンバーは「始めること」「変わること」「変わろうとすること」を目標にして活動をしてきました。

 

ただ、楓はその一歩先からみんなを振り返って言ったのです。

 

「変わらないことも、大切」なんだと。

「自分らしくあることも、大切」なんだと。

 

最初は、周囲の人々はダジャレを飛ばしてのらりくらりと質問をかわす楓の行動を誰一人として理解できなかったはずですが、その人々はあのライブで彼女のことを理解し、またCPメンバーは、自分たちが明日から何をすべきかということにつなげていけたのではないでしょうか。

 

 

 

前半は非常に消化器系に悪い展開・演出でしたが、後半で一気に雲が開けた感じがします。

 

そしてラストの「舞踏会(仮)」。どのような企画なのか、またはたしてその企画が受理されるのかということも気になります。

 

 

 

 

さて、次回はウサミン回……かな!?

僕とアイドルマスターのこれまでと、これから。10周年ライブに寄せて

10年。それだけの間、愛され続けたコンテンツがいくつあるでしょうか。

 

それだけの間続く作品が生まれるのは、当たり前ですが稀なことです。

 

作り手、ファン、その両サイドが全力で作品に向き合わないと、出来ないことです。

 

 

ただ、僕にはアイマスの10年はほとんどわかりません。

 

その中の8年間は、僕はアイマスを知らなかったからです。

 

 

今から考えてみれば、どうしてもっと早くアイマスと出会えなかったのか、

もし出会えていたら、今まだ出会えていないものに出会えていたり、

何かもっとずっと得られるものがあったり、

そういうことがあったのではないかと思い、悔しくなります。

地団駄を踏んでしまうくらい。

 

 

僕が歩いてきた道には何度もアイマスを知る機会が転がっていたのにもかかわらず、それを手に取ることはあったのに、なんども足元に置き直して通り過ぎてしまっていたということが分かるだけ辛いのです。

 

初めてアイマスに触れたのは小学生のころ、おそらくニコ動で『魔法をかけて!』と『エージェント夜を往く』の二曲を聴いたときでした。

 

当時曲に感動した僕は近所のレンタルショップでCD(おそらくMASTERWORKシリーズ)を借りてきて、そこで聴いていたことを思い出します。

 

ただそれはその時だけで、僕とアイマスのつながりは2011年のアニメ放映まで全くなくなります。

 

アニマスをリアルタイムで視聴していたことは覚えているのですが、その時に何を考えたかとか、どういう感想を持っていたのかとか、そういうことが一切わからないのです。そこでも僕はアイマスにハマることがありませんでした。

 

やっとそのあと、高校も二年生になったころ。友人の勧めでアニマスを再視聴してみたところ、「こんなにも面白かったのか!」ということに気づき、ゲームを購入したり、アケマスを始めたりといった形でアイマスとのお付き合いが始まったのです。

 

あまりにも遅すぎたのではないかと思うことはあります。それほど、自分の好きな世界がそこには広がっていたのです。

 

ただ、自分はアイマスの始まりや、アイマスの最初の10年に付き合うには遅すぎた出会いをしたのかもしれませんが、アイマスの10周年、またアイマスのこれからの10年に付き合うのには最高の出会いのタイミングだったのかなあと思います。

 

ライブを見に行くことができたのですから。僕は、アイマスの10年間をすべて見てくることはできませんでしたが、その厚さや、重さや、そこに込められたいろいろな人の思いに触れることはできたと思います。

 

僕が触れえなかった、アイマスが10年間掛けて築き上げてきたもの。その一端、そのほんの欠片には、確かに触れることができたのではないかと。

 

 

 

 

1日目の1曲目。『THE IDOLM@STER』が流れ始めたときのことは鮮明に覚えています。

まだ日の光が入り、明るいドーム内でも燦然と輝くケミカルライトやサインライトの光。

あれだけの回数聴いたはずなのに、今まで聞いたことがないような響きを持って耳に流れ込んでくるイントロ。

目の前にいたのは、――そう、忘れもしません。1塁側スタンドに立つ僕の目の前に、満面の笑顔で手を振る浅倉杏美さんがいたんです。

これまで映像でしか見ることのできなかったライブ会場の光景が、自分の周りいっぱいに広がっていました。

 

受験などに阻まれながらも、やっとここまで自分が追いつけたこと。アイマスが10年かけてこれだけのファンに愛されているものだということを自分の肌で感じ、反芻していると、涙がぼろぼろとこぼれてきました。

 

あの時が一番泣いていたかもしれません。

 

 

僕の担当アイドルは秋月律子さんです。今回声優の若林直美さんが参加されていなかったために、他のアイドルの曲を聴いていたわけですが、ほんとうに他のプロデューサーみんなが羨ましくなるセトリでした。

 

『Pon De Beach』。水鉄砲を使った夏らしい演出が、楽しい曲を盛り上げていました。MA3の新曲だったので、今回かなり期待していた曲です。みんなでコールを入れるパートが増やされていたのもよかった。

 

『ALRIGHT*』を歌う前に、全力で「いぇーーーーーーーい!」と叫んだあずみん。アニメの第3話は秀逸な出来で、大好きな回でした。

 

『太陽のジェラシー』では、「マーメイド!」とピッタリ息の合ったコールが入るのがすごいなあと。最初期の曲ですよね。

 

『ID:[OL]』はちょっとびっくり。これも僕が小学生のころに聴いたCDの中に入っていた一曲なので、思い入れがあります。やってくれてありがたい。

 

「真実の赤」で知られる『Rebellion』。これも今まで映像でしか見たことのなかったサイリウムチェンジが目の前で、38000人が一気に浅葱色から赤のライトに持ち替える様子を見ることができて本当に良かったです。

 

僕が初めてプレイして、プロデュースを完了させたタイトル『アイドルマスターSP』のテーマ曲だった『オーバーマスター』。僕が初めてプロデュースしたのは春香だったんですが、その春香がIU決勝前に脱走し、公園で一人でこの曲を歌っていたことが記憶に残っており、個人的に一押しの曲でした。二番の隠しメッセージも含め、二日間両日やるのにピッタリな曲だったのではないかなと。

この曲では欠席のあっきーに代わりあずみんが歌っていましたが、こういうかっこいい曲を歌うあずみんもいいですよね。ちょっと前までは可愛い曲が多かった印象でしたが。LTHなどでもかっこいい曲を歌いこなしてきた雪歩がめちゃめちゃいい。

 

 こちらもMA3新曲の『細氷』。せりあがる舞台、スモークに投影されるミンゴスの影、そしてあの声量。演出、音楽、歌唱すべてに圧倒される一曲でした。『蒼い鳥』の旋律も絡め、しかし明るい曲調にまとめたこの曲は、新しい千早の代表曲になり得る曲だったのではないでしょうか。

 

『Destiny』は予習していけなかったのが残念でしたが、改めて聞いてみて、やはりこれも10年という節目、そしてその先に進んでいくときにぴったりな曲でした。

 

1日目の終わりは声をすっかり嗄らしてしまっていた山崎はるかさんが印象に残っています。もともとデュンヌだった彼女は、このライブに人一倍思うところがあったのではないでしょうか。

 

 

 

2日目、開演前に『メルヘンチェンジ!』が流れていたのが嬉しかったですね。シンデレラでは安部菜々担当なのですが、今回は三宅麻理恵さんがいらっしゃらないので聴けないものと思い込んでいました。周りのプロデューサーもコールを入れてくれていました。

 

『READY!!』『お願い!シンデレラ』『Thank you!』『THE IDOLM@STER』『Welcome!!』『キラメキラリ』の怒涛のセトリ。このあたりはテンションが上がりっぱなしでしたね。UOは両日合わせて50本持ち込んでいたのですが、それでは全然歯が立たないなあと思ったのがこのあたり。

 

『できたてEvo! Revo! Generation!』が生で聴けたのは嬉しかった。アニメの内容を見ていると、この曲はニュージェネにとっては挫折の曲でもあり、また復活の曲でもある大切な曲ですから。

 

『ジレるハートに火をつけて』は前振りが良かったですねー。予想してなかった曲のうちの一つではありますが、これも好きなナンバー。あいみんが歌ってくれてよかった……!

 

『Orange Sapphire』はめちゃくちゃ盛り上がりましたね。この曲以前にもトロッコを使った演出が多かった二日目ですが、スタンド席でもすぐそこ、もう手が届きそうな距離に出演者の方々がいるというのがめちゃくちゃ嬉しかった。

 

『ØωØver!!』ではにゃーにゃーコール。これも元気な曲で聴いていて非常に楽しい曲でしたね。おねだりShall We~?でもそうですが、みくの曲はほかの子たちと違って「にゃー!」ができるので一味違って面白いですよね。

 

そして満を持しての『GOIN!!!!』。全力で、体の芯から声を出し、叫び、UOを折り、ここで燃え尽きそうになります。まだまだあるのに飛ばし過ぎじゃない!? と感じたのは僕だけではないはず。

 

メドレーパートに入って『あんずのうた』。まさかいぶちゃんとあずみんが応援に駆け付けるとは思いませんでした……。オリジナル歌詞ではなく、雪歩Ver.に変わっていたセリフパートが良かった。なんだか杏が可奈と雪歩を悪堕ちさせてるみたい。

 

『フローズン・ワード』『Believe my change!』『ライアー・ルージュ』の三曲はかっこよかった。これも聴きたいなあと思っていた曲たちなのでイントロが流れた瞬間びびっときました。

 

『Twilight Sky』では青木瑠璃子さんとあいみんがデュエットしてくれました。なつきちとのカップリングが期待されているだりーなですが、そうか……ジュりーなというのもあるのか……!!!!! と震えながら聴いていました。りーなはいい先輩を二人も持って幸せ者です……。

 

 

偶然この記事を書いている途中に見つけたツイートですが、これです……! これなんですよ……。世界一、宇宙一ロックでした。

 

『いっしょ』ではセリフも完璧にやってくれたのが胸に来ました。それからのジブリオバマス。ジェットコースターのようなセットリストでしたね……。

 

そういえばオバマス、基本的にはUO曲だと言われているのですが、各アイドルの色を出す人もそれなりにいて、そのバランスがすごくきれいだったんですよね……。浅葱色や臙脂の海の中に輝くUOと白。一面UOという曲も綺麗ですが、こういう綺麗さもあるんだなあと。

 

『relations』『Blue Symphony』『Marionetteは眠らない』『Memories』『Nation Blue』のキレッキレさ。特にMemoriesのラストで夕陽に灼かれた空を映したカメラマンも、その映像を拾ったスイッチャ―にも脱帽ですよ。西武ドームはドームじゃない! と言っていた私も、これは西武ドームでしかできないことだなあと驚いてしまいました。

 

『オルゴールの小箱』は少し意外なところから。これもやってくれて嬉しかった曲の一つです。『瞳の中のシリウス』ではあいみんの歌のうまさを実感。

 

二日目の大一番はやはり『my song』でしょうか。6人がステージ上に並び、このメンバーが、この6人が、10年やってきた仲間なんだよ、と。

 

 

 

10年付き合う人間が、人生にどれくらいいるでしょう。幼稚園3年、小学校6年を合わせてもまだ9年。中学校3年、高校3年、大学4年。なかなか10年も付き合う人間というのは、多くはないのではないでしょうか。そう考えて、改めて壇上の6人を見てみると、やっぱりすごいことなんだなあと。ここに来られなかったあと2人も含めて、8人の人間が10年同じ仕事を協力してやっているというのは、本当に。

 

『my song』を歌い終わったあと、「ここからは最終ブロックです」と言われたとき。観客は昨日の「えー!?」ではなく、拍手で迎えていましたよね。どのプロデューサーも 、心から拍手を送っていたと思います。素晴らしかった。

 

そして、待望のミリオン新曲『Dreaming!』。初見の曲であるにもかかわらず、だんだんとコールが出来上がり、大サビでは完璧と言ってもいいほどそろっていたのが印象的でした。

 

アンコールでは1曲目に『カーテンコール』を歌ってくれましたが、この曲が今日いちばんで嬉しかったかもしれないですね。9thですでに歌っている曲なので、今回はあきらめ気味だったのですが……。

 

聞く度に涙が溢れてきそうになるくらい克明に瞼の裏に風景を投射してくるような曲で。そんな曲を西武ドームで聴きたいなあ聴きたいなあと思って来ていたので。まさかとは思ったんですけど、繪里子さんが曲名を告げた時に頭が真っ白になりましたね。

 

朝も宿泊先のお家で男二人で聴いていた曲が……ドームの空気をいっぱいに震わせて流れてくるんですよ……! こんなに最高なことってありますか……!?

 

ケミカルライトの波間に、たしかに、そこには何かがあって、僕達はそれを抱えて明日からの日々を生きていくんだ。そう思いながら瞳を潤ませてしまっていました。

 

大ラスは10周年テーマソング『アイ MUST GO!』。これからの未来、どうなっていくんだろうか。未来に思いをはせ、希望をつなげる、まさに10周年にふさわしい曲です。

 

I must go, アイマスとGO!

 

 

 

今回のライブは、アイマス歴の長短に関わらず誰もが10年という月日を経てここにたどり着いた作品の厚みを感じ取れるものだったのではないでしょうか。2年しか作品に触れられていないこの僕でも、たしかに圧倒してくるものがありました。

 

このライブに立ち会えたこと、10周年という節目をみんなでお祝いできたこと、それだけは感謝してもしきれません。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

あのときはいつまでも続くように感じられたライブも、終わってみれば一瞬の出来事だったように思えます。

 

それでも、まだまだ道は続いています。

 

これからは、出会えなかった8年を悔やむよりも、これからの付き合いを、もっとずっと濃いものにしていきたい。

 

そう思わせてくれたライブでした。

 

 

 

アイマス最高!

『戦姫絶唱シンフォギアGX』第1話感想

1期、2期と楽しみながら見ていた大好きなシリーズ。ついに3期が始まると聞いてうきうきしながら待っていましたが、期待を裏切らない出来でした。

 

 

冒頭6分でいきなりのクライマックスといいましょうか、シンフォギアがかくあるものだということが完璧に表現されていたと思います。BGMかと思いきやイントロだった「RADIANT FORCE」は本当に良かったです。三人の歌唱が映像に見事にマッチしており、拳を握りしめずにはいられない。この6分間は何度見ても飽きませんし、それこそ初見の方にもシンフォギアがどのようなアニメなのかをてっとり早く説明する為の資料としてもいいかも知れません。

アフレコ現場で歌っているため、CD収録版にはない声の出し方をしているのもいい。悠木碧、喉壊さないんだろうか……?

K2のくだりなんかもおバカですごく好きです。

 

制服を着て学校に通うきりしらも目新しいですが、これからはこれが基本になるのか。

 

「星天ギャラクシィクロス」の演出も非常に楽しい。会場が動くなど派手な演出ももちろん、観客のコールも含めてライブとして楽しむことができます。

 

2期でも1話からデュエットを披露したこの二人ですが、「不死鳥のフランメ」よりも優しい曲調・優しい表情になっているのが2期のストーリーを思い出させます。

 

後半は急展開。今期で戦う相手が登場しました。今回はシンフォギアVSシンフォギアの戦いではなく、シンフォギアVS錬金術の戦いになるのでしょうか。この1話だけでBDを買いたくなってしまいました。次回からも楽しみです。

『Charlotte』第1話感想

久しぶりのKeyブランドの新作ということで期待しています。放送波が受信できないので最速で見ることができないのが残念。

 

序盤は主人公の語りを主とした進行になります。彼の能力の解説、来歴などの解説があり、この世界の概要を把握させてくれます。

 

主人公のキャラが良いからか、話がテンポよく進んで飽きずに見ていられます。掛け合いも非常に面白い。このあたりは脚本家、さすがといった感じ。

 

能力がバレてからは一気に急展開になりましたね。友利さんがここで登場。キービジュを見たときはこの女の子、謎めいていて物静かで……といったキャラを想像していただけに、いきなりビデオカメラを持って登場した時には驚かされました。

 

高松……?

 

後半には主人公の妹であるあゆみが登場。「あゆ」って、月宮あゆのことを意識したネーミングなのでしょうね。キャラ的には性格のいい風子、でしょうか。

 

「もう一人の家族」というのも気になるポイントです。

 

白柳さんにはフられてしまいましたが、この女の子はまた登場する機会があるんでしょうか。渚かな? と思ったら中原麻衣さんでした。なるほど。

 

映像面では、かなり安定した作画を見せていました。1フレーム目からLED式の歩行者信号機、緻密な作画を見せてきます。映りこみも含めておおっと思わせてきた。

 

一話はよく出来ていたと思います。この先も見続けたいタイトルでした。

 

 

MA3レビュー 04 星井美希

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THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 04星井美希

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 04星井美希

 

Tr01 Nostalgia (M@STER VERSION)

Tr02 きゅんっ!ヴァンパイアガール (M@STER VERSION)

Tr03 Catch You Catch Me

Tr04 高鳴る

Tr05 99 Nights (M@STER VERSION)

Tr06 Nostalgia (M@STER VERSION) (オリジナル・カラオケ)

Tr07 ONLY MY NOTE (M@STER VERSION)

 

 

Tr01 Nostalgia (M@STER VERSION作詞・作編曲:AJURIKA

作詞・作編曲は「Next Life」「Never say never」「Naked Romance」などのNから始まる曲でおなじみの遠山明孝さん。いやはや驚きました。ONLY MY NOTEのメドレーで聴いたときからわくわくしていた曲ですが、本当に素晴らしい。マリオネットの心、Nation Blueをイメージさせるサウンドですが、歌詞は一味変わっていかにも「覚醒美希」といった感じ。先ほど「マリオネットの心と同じような」と言いましたが、よく聞いてみるとNext Lifeっぽくもありましたよね。これに関しては中川浩二さんが「Next Lifeっぽい曲が欲しかった」と言っていたからでしょうか、めちゃくちゃかっこいい音に仕上がっています。疾走感あふれる歌詞、メロディ。この曲こそライブで聴きたい。

 

Tr02 きゅんっ!ヴァンパイアガール (M@STER VERSION) 作詞作曲編曲:ササキトモコ

太鼓にも収録されている2の名曲。「生っすか」で好きだと言っていただけに、美希が歌うのはそうだよなあという感じです。こちらも安定している。長谷川明子さんの歌声は、かっこいい曲でもぷりぷりした曲でも耳に心地よくて、いつまでも聴いていられそうです。

 

Tr03 Catch you catch me 原曲歌唱:グミ 作詞作曲:広瀬香美カードキャプターさくら』OPテーマ

カードキャプターさくら』OPテーマソング。美希にこの曲を歌わせたか……! と最初は驚かされましたが、これもハマっています。「会いたいな、会えないな」という歌詞にしろ、弾むようなリズムにしろ、美希にピッタリ合っている曲だと思います。原曲版を聴いたことがない人にはぜひそちらも聴いていただきたい。

 

Tr04 高鳴る 作詞作曲・原曲歌唱:藤田麻衣子緋色の欠片 第二章』OPテーマ

ここで一気に泣きの曲に入ります。今までかっこいい曲、可愛い曲だっただけに一気にググッと引き込まれますね。「高鳴る鼓動で壊れそう つかまれた腕引き寄せられて 抑えられない伝わらないで」サビはほんとうに聴かせてきます。普通に歌っているだけなのに、まるでマイクの向こうで美希が嗚咽しているかのような切ない声。完璧にこの切り替えをし、歌いこなす長谷川さん、やはり凄い。痛い、苦しい、そういったものが全身で表現されているような曲です。

 

Tr05 99 Nights (M@STER VERSION作詞:BNSI(MC TC) 作曲:BNSI(Taku Inoue)

そして〆の99 Nights。ささやきかけるような声で歌います。分かれてしまった恋人を、ドライに、しかし切なく懐古するこの曲。すでに振り払った過去の出来事ですが、忘れることはできない。そんな相反することがよく表現されています。かっこよくもあり、そして可愛くもあり、悲しい曲でもある。その三つをみごとに表現していたこの盤の最後を締めくくるにふさわしい曲でした。